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昨年訪れた屋久島は霧の中。晴れた屋久島の山々を見てみたいと、屋久島に飛びました。

1日目、淀川小屋泊。

2日目、花之江河を通り、黒味岳、宮之浦岳、永田岳に登り、高塚小屋でツェルト泊。
ピーピーとトラツグミの鳴き声を夜通し聞きながら爆睡。

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かろうじて残っていたシャクナゲ(花之江河にて)

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どこまでも透明・・(安房岳から宮之浦岳への途中)

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宮之浦岳から永田岳を見る

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永田岳から宮之浦岳を見る

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しばらくヤクシカとおしゃべり

3日目、白谷雲水峡を通って宮之浦の町に無事下山しました。

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もののけ姫の舞台になった苔むす森

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白谷雲水峡

4日目 レンタカーを借りて屋久島を一周しました。

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大川の滝

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雨にむせぶモッチョム岳

海の中に忽然と現れる標高2000mの島、川や道を流れる豊富な水、ナナカマドやシャクナゲが着生した千年の屋久杉、出会っても逃げないヤクシカ。屋久島は〝生命の島″と訪れるたびに感じます。

詳しくはこちらをどうぞ
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2017.07.10 / Top↑
またまた、ブログが留守になってしまった。
フェイスブックの記事をもとに、九州の山旅を記録にとどめます。

相棒との新潟の山行きが急遽中止。。
ぽっかり空いた時間と気持ちを埋めようと、思い立って、大阪南港かもめフェリーターミナルから
九州南中部の山(開聞岳、霧島岳)をめざした。

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10月11日朝9時、鹿児島県志布志港に入港。
約2時間で根占港に到着、その後なんきゅうフェリーで指宿市の山川港へ
途中、桜島と霧島が見えた。

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車でしばらく走り、開聞岳の麓の公園へ
開聞岳への登山開始は、遅い午後1時前になった。

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開聞岳は、全山ほぼ照葉樹林の円錐形の斜面を巻きながら登る。
頂上からは鹿児島湾、池田湖、外海の眺望が素晴らしい!

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台湾あたりからとんできたのか、アサギマダラが二匹。
頂上まで自生していたツワブキの黄色い花が疲れを癒してくれた。

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約3時間半で下山
その後、山川温泉へ車を走らせ、開聞岳を眺めながら露天風呂でのんびり。。

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その後、鹿児島湾沿いに北上、鹿児島の町を通って、霧島・韓国岳の麓へ向かった。
2015.12.01 / Top↑
開聞岳から車で北上、夜9時頃にえびの高原に到着、そしてパーキングホテル泊。

朝起きると深い霧・・文字どおりの霧島だ。
ウールの帽子・手袋で登り始めるが、暑くなってすぐに脱いだ。
眺望が全くないなか韓国岳に登頂。

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約2時間で無事下山。
「えびのエコミュージアムセンター」に寄って、登った韓国岳と霧島全山について学習した。
ガイドの方が親切に説明してくださった。
霧島はまさに火山の博物館だ!

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山はこれまでとして、あとは九州の山の町・村を訪ねようと北上した
ループ橋を通って、昔から気になっていた熊本県人吉市へ

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市役所で情報を集め、人吉城歴史館、繊月酒造、青井阿蘇神社をざっと回った。
球磨川を吉井川に変えれば、郷里の美作・津山の町によく似ている。

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五木村に到着。工事が中断された川辺川ダム建設のために高台に移転を余儀なくされてできた村。
広い道路、立派な家々、村役場、郵便局、高齢者施設・・なんでもあるニュータウンだ。

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五木の子守歌が朗々と流れる道の駅
ドアは自動、椎茸を買って並んだレジの女性は中国人なまり(五木に嫁いだとのこと)。
私の中の五木村像が完全に崩れたことは確かです。

五木村の人口は、かつて4000人、現在は1,000人。
施設が集まる地区にかつて400世帯住んでいたけど、住む場所がなくなって8割が村外に移転したとか。
施設は立派だけど、人が少なくなったのがつらい。穏やかな顔をしたお年寄りが語ってくれました。

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五家荘に到着。
平家の落人の末裔が住んだという緒方家は、兜(かぶと)作りの風格漂う家です。
時間を過ぎていたのに、ガイドの中年男性が丁寧に説明してくださいました。

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その後、車一台がやっとのくねくねした細い道を北上
今日はどこまで行こうか、いやどこかにたどり着けるだろうか・・・不安がよぎります。


夜7時頃、通潤橋(石造の水道橋)で有名な山都町の矢部に到着
宿場町として栄えた旧矢部町浜町の旧街道沿いは、行灯型の街灯などでデザインがされています。

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空腹でふらりと入った「おちかラーメン」がうまかった。
焼豚サービスつきで530円は安い!
女主人曰く「山都町は通潤橋だけでもってる町・・通潤橋様々ですたい」。
どうやら女主人の名前は、おちかさん・・ラーメンと共に有名な人のようだった。

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通潤山荘の風呂で汗を流した。今晩はここで・・と思ったら満杯。
浴場でもロビーでも行き交う言葉は韓国語。ここにも円安の影響が。。
貧乏旅行人は「通潤橋パーキングホテル」としました。
2015.11.30 / Top↑
朝早く、誰もいない通潤橋と五老ケ滝、周辺の田園を一時間散策した。
建築・土木美に溢れる通潤橋と田園がつくる風景がなんとも美しい!
橋のディテールに往時の工夫が偲ばれる。
刻々と表情を変えるのでパチリパチリ。。山都町と熊本県の財産だ。

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そのあと、文楽の町で知られる山都町の旧清和村へ
大阪の能勢町に似ているが、能勢では浄瑠璃(語り)が伝承されたのと違い、
こちらは淡路から人形遣いが伝えられたようだ。
どちらも全国・海外まで公演を行う伝統芸能を活かしたまちづくりで有名。

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山都町に合併するときの町民の思いを刻んだ文章が素晴らしい!

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そのあと、山都町馬見原(まみはら)へ
馬見原は、宮崎県に接し、かつては日向往還の宿場町として賑わったまちだ。
牧水も「シャレた町なり」と言ったそうだが、今でも石畳の道の両側に鮮魚店、和菓子店、荒物屋、
活版印刷所、写真館などが並ぶ、こじんまりとしたオシャレな町だ。

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馬見原橋は、熊本アートポリス参加(青木淳設計)の歩車分離の橋(橋からゆっくり川を眺められる)。

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昼は肉のみやべさんのボリュームたっぷりの「馬見原バーガー(馬肉)」。

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そのあと、フェリーの時間を気にしながら
本来なら3日目に登っていたはずの阿蘇山麓の仙酔峡へいった。
9月の中岳噴火で登山口は閉鎖されたまま。落ち着いたらまた来よう。

やまなみハイウェイを通って、別府港でフェリーに乗った。
3日間、鹿児島の開聞岳から別府まで、山・秘境・町を巡り、よく遊びました。
九州の自然、人々に感謝です。(^。^)
2015.11.29 / Top↑
九折越からの下りに、鹿の家族を発見!
こちらを警戒する様子もなく、ゆっくり通り過ぎていった。


下山後、杉ケ越を越えて大分県へ・・・
旧宇目町木浦に「木浦名水の湯」があったので、途中下車。
ここで汗を流すことにした。



膝を曲げれば2~3人がやっとの小さな浴槽があった。
大規模で豪華な温泉が多い中、逆にゆっくり入れる温泉だ。

錫、銅などの鉱山で栄えた地区だが、今はひっそり・・。
高齢者等の憩いの場としては、これで十分なのだろう。


昼時なので、ここでお昼にすることにした。
「非常食を兼ねて、簡単なにぎりをつくってください」
勝手な注文に応じて女将さんが作ってくれた弁当には、
大きなおむすびが3個、そしていろいろなおかず・・・。

美味しい、美味しいと、感謝しながらいただいたら・・・
やっぱり、食べ過ぎ!(笑)


豊後大野を経由して、大分自動車道で別府へ
夕方、フェリーに乗って、翌朝大阪に着いた。

おおらかで、厳しさを併せもつ祖母山、国見岳、傾山をめぐる「火の国の山旅」は、同時に厳しい環境にある山村や秘境を訪ね、温かい人情に触れる旅でもあった。
僕たちの思い出深い春の山行が終わりました。


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2008.05.13 / Top↑