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7日目、馬返しの登山口から、岩手山をめざします。
途中から、新旧の2つの道に分かれるが、私たちは新道を選んだ。
この日は快晴だったが、登山道は木立に覆われ、暑さは感じない。
しばらく登ると、南に広がる山々が見えてきた。

岩手山俯瞰

八合目の避難小屋に到着、御成清水で喉を潤した。
火口原である九合目の不動平を過ぎ、主峰・薬師岳のお鉢を反時計回りに回ります。
登山道沿いに並ぶ地蔵尊が、古くからの信仰の山であることを教えてくれる。
北に広がる山々、山上池と一緒に、パチリ・・・

お鉢めぐり

薬師岳周辺は、お花畑にもなっている。
こちらは、イワブクロ

イワブクロ

こちらは、チシマギキョウ?

チシマギキョウ

再び不動平に下り、休憩所で休憩した。
石組みの上に屋根を載せた、何ともおしゃれな建物だ。
石組みには、高山植物が自然に根を付け、可憐な花を咲かせていた。

不動平休憩所(岩室)

小屋の中を清掃中のAさんと話した。
「もう何十年と岩手山に登っているけど、不動平の休憩所が好きでね。
もう、別荘みたいな気持ちで、山の仲間たちと、勝手に清掃を続けてきたの。
今では、環境省のパークボランティアに任命されているけどね。
盛岡から、週1回のペースで来てますよ。」

今回の山旅で、何人もの素敵な人に出会った。
Aさんも、その中の一人です。

不動平休憩所の阿部さん

2009.09.04 / Top↑
早池峰山から、次の目的地・岩手山へ向かった。
その前に、腹ごしらえ・・・雫石の道の駅で、蕎麦をいただいた。
これが、なかなかの味でした。

雫石道の駅でそば

そのあと、滝沢村の登山口を確認した後、小岩井農場へ
お盆休みとあって、観光客がいっぱい・・・ほとんど”テーマパーク”だ。
中には入らず、クラフトショップで漆器・焼物・木工を楽しんだ。
山登りの合間に、観光客に混じってリゾートを楽しむのも悪くない。

小岩井農場


2009.09.02 / Top↑
6日目、早池峰山麓の道の駅で目を覚ました。
どうやら、快晴のようだ。

河原坊のビジターセンター近くの駐車場に車を止めて、出発です。
コメガモリ沢沿いに登っていくが、水量が多く、渡渉に苦労した。

早池峰山コメガモリ沢

沢から岩稜帯に入ると、高山植物が現れだした。
花で有名な早池峰山・・・どんな花が見られるか、期待に胸がふくらむ。
まず現れたのは、狐のしっぽのようなナンブトウウチソウ

ナンブトウウチソウ

ついで、ナンブトラノオ

ナンブトラノオ

だんだんと急勾配になり、ところどころ岩登り風のところも出てくる。
打石、千畳岩・・・奇岩も出てくる。
僕たちは、俄然元気が出てきて、岩を楽しみながら、前の人を抜いていった。

早池峰山千丈岩・打岩

途中から、この山のシンボル、ハヤチネウスユキソウが出てきた。
エーデルワイスに似ているから、特に女性に人気で、シーズンは登山者が多い。
花の盛りは終わっていたが、中にはみずみずしい姿を見せてくれるものもあった。
※岩手山で出会ったAさんによると、これはハヤチネウスユキソウではなく、
 多分、ウスユキソウだろうとのことです。うーん、残念!

ハヤチネウスユキソウ

約3時間で早池峰山(1917m)の頂上に到着・・・360度の大パノラマが広がる。
この方向に八幡平が見えているはずだ。

早池峰山頂上から

東の尾根を小田越へと下り、オダマキが咲く車道を河原坊へと歩いた。
このあと、終盤の山(岩手山、秋田駒ヶ岳、乳頭山)に登るために、北へ車を走らせた。
2009.09.01 / Top↑
5日目は、姫神山(1124m)です。
前夜、一本杉キャンプ場の駐車場に車を止め、朝起きると雨だった。
疲れもたまってきたことだし、雨の中の登山はいやだな・・・と、ぐずぐずしていた。
しかし、一日を無駄にするわけにも行かず、7時頃、遅い出発をした。

Photo:登山口の一本杉キャンプ場
姫神山一本杉キャンプ場

雨はさらに激しくなり、約1時間半後、頂上に立ったときは、風雨でめをあけていられないほど。
証拠写真だけを撮って、急ぎ下山・・・超駆け足の登下山となった。

音楽グループ「姫神」の名前は、この姫神山から来ているのか・・
そして、石川啄木の生誕地は、姫神山の山麓か・・・
そんなことを思いながら、不釣り合いな巨大スーパー・イ○ンに入り、濡れた服を洗濯した。
そして、美味しいものをいただいたあと、久しぶりにブログの画面に向かった(笑)。
駆け足みちのく登山の中の、つかの間の休息でした。

玉山村のイオンでステーキ


2009.08.28 / Top↑
森吉山を終えた後、日本百名山の八幡平(1613m)へ
といっても、頂上近くの見返峠までは車だから、まったくの観光気分です。
駐車場から少し登ると、岩手山が見えてきました。

岩木山

しばらく歩くと、八幡沼が見えてきた。
さらに歩くと、展望台があり、そこが頂上だった。
1600mもあるから、かつては百名山の趣があったのだろう。
しかし、観光客で混雑する現在では、百名山の看板を下ろしてもいいのでは・・・
深田久弥も、きっと、そう思っているに違いない。

八幡沼
2009.08.27 / Top↑