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またまた長い間、更新を怠りました。

昨年の夏、日本百名山をしっかり登り切ろう!と決め、各地の山に出かけました。
7月は、東北の5座(磐梯山、西吾妻山、大朝日岳、月山、鳥海山)に登りました。
梅雨が明けきっていなかったのですが、花畑、残雪、岩の山々を楽しみました。
麓の町や村も訪ねる旅にもなりました。

■磐梯山
7月25日、東北の山旅第一座は磐梯山。
ウグイスの声を聞き、朝露に濡れながら4時間弱で下山しました。
明治時代の水蒸気爆発による大規模な崩壊地、それによってできたという裏磐梯の湖群が見えました。

道の駅から見た磐梯山
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裏磐梯の檜原湖、五色沼方面
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磐梯山に到着
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■西吾妻山
二座目の西吾妻山から5時間弱で下山。
こちらはちょっと楽をして、天元台高原スキー場のロープウェイ、リフトを利用しました。
もう完全にピークハンター(ピークを踏むことを最優先し、そのためには手段を選ばない人)です。
いや、もしかしたらピークコレクター? 笑)
頂上付近の湿地にお花畑、頂上はのっぺりとしてとても百名山と思えない。

リフトで楽ちん登山
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石に囲まれた吾妻神社
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西吾妻山に到着
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■大朝日岳
7月26日、朝5時、登山口の山形県朝日町の朝日鉱泉は小雨。
渓谷沿いの長い道を歩き、3つ目の吊り橋を渡ると急登。
霧の中の巨大なブナの森を抜け、稜線に出るとお花畑。この間、熊よけの笛をピーピー。。

歩き続けること6時間、足ガクガクで朝日連峰の主峰・大朝日岳(1870m)に到着。
この頃から雲が切れだし、飯豊や会津の山々が顔を出した。
普通は頂上小屋で一泊するのだが、頑張って15時に無事下山しました。
この日、朝日鉱泉からの登山者は私一人。

約10年前、相棒と飯豊連峰のあと朝日連峰も縦走するつもりでいたが、崩れた雪渓に足を取られて捻挫。。
やっと果たせました。
朝日岳は、自然がそのまま残るビッグでハードな山です。

大きなブナ林が続きます。
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大朝日岳が見えてきた
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飯豊や会津の山々
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ウツボグサ
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■羽黒山、鶴岡の町
7月27日、道の駅月山の朝は雨。山はoffにして午前中は羽黒山詣で。
長い杉並木と石段、国宝の五重塔。
汗びっしょりで登りつめると有難い出羽三山神社。
巧みな空間構成です。

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午後は二度目の鶴岡へ。
緑いっぱいの広い道、現代美術館、古い建物とパブリックアート、絹織物工場を活かしたキネマ、
古本屋、おしゃれな和洋菓子・クラフト店。鶴岡は文化の香るまちです。

公園のような道
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木造の教会
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デザインされた橋
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工場を再生したキネマ
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■月山
7月28日、月山の登山口はいくつもあるが、芭蕉、斉藤茂吉も登った古くからのコースにした。
朝5時半、月山8合目を出発。
チングルマ、ニッコウキスゲ、ハクサンフウロ、ハクサンシャジン、マルバダケブキ、
ウサギギク、トウヤクリンドウ、ミヤマウツボグサなどの高山植物が次々に現れる。
月山は白山や大雪などと並ぶ花の山だ。

約2時間半で頂上に到着。
半強制的にお祓い(500円)を受けたが、月山神社の私有地への立ち入り料と山の管理料と思えば腹は立たない。

4時間半の10時に下山後、3回目の「山伏の湯ゆぽか」で汗を流し、
やさしい山形弁が飛び交う食堂「美味(みみ)」で名物の"山伏ラーメン"とかき揚丼を完食し、ほっこりしています。

芭蕉と同じ山に登ったことに因み一句「花畑に 兎子も遊ぶか 月の山」(汗)。

月山詣での人々
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仏生池小屋の地蔵
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まだ残る雪
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お花畑
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「やまぶしの湯ゆぽか」の名物、山伏ラーメン
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■酒田の街
酒田のまちに寄り道。。市役所で観光情報をゲット。
まずはここと「おしん」で有名になった山居(さんきょ)倉庫へ。
なかなかの存在感です。

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■鳥海山
7月29日、朝5時、鳥海山の麓、湯の台登山口は快晴。
雪渓を越え、八丁坂を登ると一面のお花畑。
外輪山を越えると、大きな岩がゴロゴロころがる新山(2236m)に到着。
そのまま一気に下山、12時過ぎに登山口へ。

鳥海山は月山に勝るとも劣らない花の山でした。

八丁坂のお花畑
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雪渓と青空
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鳥海山の新山(頂上)と雪渓
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イワカガミ
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チングルマ
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■土門拳記念館
酒田市出身の土門拳の記念館で開催中の「濱谷浩と土門拳」に寄ってみました。
半世紀以上も前の日本や日本人の瞬間を切り取り、今に伝える写真と写真家の力を感じました。
同時に建築と建築家(谷口吉生)の力も。。
庄内地方に来たら立ち寄る値打ちのある施設です。

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5日間の東北の一人山旅を終え、翌日の朝、無事に大阪に帰ってきました。
楽しかった、夢のような山旅・・・・東北と東北の山、そして東北の人に感謝です。
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2016.09.01 / Top↑
9月の中旬、日本三百名山まで10余座に迫った相棒につきそって蔵王へ出かけた。
荒涼とした熊野岳を約2時間で往復。
これでは物足りないと、緑いっぱいの南蔵王・屏風岳を往復した。

リンドウの花、チングルマやミネザクラの紅葉など蔵王は秋模様・・・
6月のミネザクラ、夏のチングルマ、9月下旬の紅葉など、花で人気のコースのようです。


最初は木道を下る
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ナナカマドの赤い実がついて、秋・・・
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いくつかのピークをアップダウン
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緑の中に赤や黄色
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振り返ると蔵王の荒々しいお釜
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高層湿原の芝生平にチングルマの紅葉
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芝草平の案内板
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整備された階段を登る
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2015.10.13 / Top↑
7月の下旬、日本三百名山まで18座に迫った相棒の供をして、山形県の摩耶山(1019m)に登った。
メンバーは、相棒が属する山岳会の2人を加えた、熟年4人・・・
当初の予定では、摩耶山のあと朝日連峰を縦走するはずだった。

7/22の朝、大阪を出発。
北陸道を北に向けて走り、新潟県村上市朝日まほろばICで下車
この日の宿は「朝日道の駅ステーション」(笑)

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道の駅のまわりに、温泉、特産品直売所、食堂、プール、屋内グラウンド、ロッジ、
兜づくりの民家を移築保全した資料館(マタギ、玩具)・・色んなものがあつまっている。

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7/23、国道7号を北上し、鼠ケ関で国道345へ
鶴岡市の越沢から林道に入り、登山口へ
7時半、雨の中、摩耶山をめざします。

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登山道をしばらく進むと、小さな滝が出てきた。
雨の中の滝もなかなかいいものだ。

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約2時間で避難小屋に到着
この頃には土砂降りになっていたので、小屋で小休止

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しばらく登ると、六地蔵があった。
古くから山岳信仰の山であったことを今に伝えている。

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10時、登り始めてから4時間半で摩耶山に到着
雨もあって、かなり遅いペースです。
傘を差して、熟年4人で記念撮影・・・

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正午頃、登山口に無事下山
そのまま、摩耶山の東側にある鶴岡市大鳥地区(旧朝日村)へ

当初、以東岳登山口の泡滝ダムでテント泊の予定だったが、旅館朝日屋に宿を求めた。
ずぶ濡れの靴、雨具、服などを乾かし、温かい風呂に入れたのが嬉しかった。
幻の大魚「タキタロウ」が棲むという大鳥池の大鳥小屋とともに、
旧朝日村の最後の村長が経営しているとのこと

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期待を大きく裏切られるほどに、山の幸・海の幸をふんだんに使った夕飯が素晴らしかった。
明朝4時の出発に備え、9時頃には床についたが、雨は夜通し降り続いた。

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2015.07.30 / Top↑
5月4日、8つ目の山は日光白根山(2578m)

丸沼高原スキー場で朝を迎えた僕たちは、巨大ゴンドラに乗って、一気に終点へ
時間は9時、正面にでんと構えた白根山がそびえている。

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なだらかな道から急斜面へ、トラバースし、また急斜面・・・
連休後半に白根山をめざす登山者とともに、頂上をめざします。

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11時、白根山直下の平地に到着
小休止の後、最後の登りです。

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12時、頂上到着

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東に男体山と中禅寺湖が見える。

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北に見える双耳峰は、どうやら燧ヶ岳(ひうちがだけ)
その左(西)には、平ケ岳、越後三山などの上越の山々でしょうか。

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そのまま来た道を引き返し、2時半には下山

せっかくだからと、尾瀬まで車を走らせた。
入り口の鳩待峠までだったけど、一度は訪れてみたいと思っていただけに
感慨深いものがあった。

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相棒の予定では、このあと、皇海山(すかいさん)、袈裟丸山を登ることになっていた。
しかし、大阪を離れて10日・・・そろそろ山にも飽きてきた。
「帰ろうか?」となり、一気に車を南に走らせた。

沼田市に入り、片品川河岸段丘を眼下に見下ろす道の駅白沢で汗を流し、
土産を買って、一路大阪へ・・・

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長野県に入った姥捨SAで朝まで仮眠
そのあと一気に大阪まで車を飛ばして、連休最後の大阪千里に着いた。

8日間で、2000~2500m級の山を8つ登るという、相棒との破天荒な山旅でした。
2013.07.07 / Top↑
5月3日、7つ目の山は、男体山(2486m)
前日と同じ志津林道へ入り、志津乗越から志津小屋へ、7時前に出発

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男体山は、頂上に日光二荒山(ふたらさん)神社の奥宮がある霊峰
5月5日~10月25日までが登拝(登山とは言わない)期間だが、
厳かな気持ちで裏から登らせていただきます。

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地図を見ると分かるが、火山である男体山の裏側は半円状に大きくえぐられている。
その稜線を巻くように登っていきます。

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稜線にたどり着くと、東北に昨日登った女峰山が見えてきた。

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北には、一昨日登った太郎山

日光三山である男体山・女峰山・太郎山は、神が宿る神体山とされ、
それぞれに父・母・子の祭伸が祀られているとのことだ。

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10時、約3時間で男体山に到着
ピークらしいところにこんなものがあった。

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南には、中禅寺湖・・・

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西には、日光白根山と戦場ヶ原・・・

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12時半に下山
そのあと、車を西に走らせて群馬県に入り、白根温泉で汗を流した。

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そして、片品温泉のスーパーで野菜・肉類を買い求め、丸沼高原のスキー場へ・・
たっぷりある時間を使って、キノコたっぷりの鍋を楽しんだのでした。

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2013.07.06 / Top↑