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奧駈をこれから考えている方のためにも、
今回の僕たちの奧駈を通じて考えたことを書きます。

<季節>
大峰は梅雨の季節を中心に雨の多いところです。
気温が25度を上回ると、前鬼~釈迦ヶ岳間にヒルが発生します。
大峰を代表するツツジやシャクナゲは5月に開花するようです。
これらを考えると、5月の連休明け~下旬が奧駈のベストシーズンでしょう。
紅葉の季節もいいかもしれません。

<日程>
僕たちは2泊3日で歩きましたが、やはり余裕を見て3泊4日とするべきでしょう。
その場合の宿泊地は前鬼、弥山、山上ヶ岳となるでしょう。

(Photo:オオカメノキ?)

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<順峯か逆峯か>
吉野から入り前鬼(又は熊野本宮)へ抜ける逆峯が一般的ですが、
バスの便などを考えると今回のような順峯も一考に値するでしょう。
前鬼~釈迦ヶ岳は、原生林のような豊かな自然、ダイナミックな風景、
ツツジやシャクナゲなどの花が多いなど、奧駈のハイライト的な区間です。
登るか下るかは好みですが、登りながら眺める景色のように感じました。

<女性の奧駈>
大峯山寺域が女人禁制である以上、女性は山上ヶ岳周辺に入れません。
女性の奧駈には、和佐又山から大普賢岳に入るルートが採用されているようです。今回も2日目、大普賢岳の南方で奧駈風の10人弱の女性パーティに出会いました。

(Photo;カエデ系の新芽)

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<小屋>
大峰には、かつての宿の跡に避難小屋が数多く整備されています。
中には、世界遺産登録を視野にれて、大峰の自然に調和するように
近年建て替えられたものもあります。
前鬼、弥山、山上ヶ岳の宿坊や小屋を利用するのが一般的ですが、
シュラフと食料を持って、避難小屋を利用させていただくのもいいでしょう。

<水>
奧駈道は稜線を通っているために、水の確保は重要です。
行動中の飲み水とは別に、炊事等のために2リットル程度の水を常に確保
しておくことを目安に、水場で補給することをお勧めします。
地図上に水場の表示があっても、水がないことも・・・、今回教えられたことです。

(Photo:ミヤマシキミ)

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奧駈は、一般の人から見れば単なる山歩きです。

しかし大峰の山に、季節ごとに、いろいろなルートで登ってきた
僕たちにとっては、締めくくりとしての特別の意味を持っていました。

奧駈を無事終えることができ、小仲坊の五鬼助さん、龍泉寺の主人、
タクシーの方など、お世話になった方々にお礼を申し上げます。

少し大袈裟に言えば、
奧駈道が世界の「文化遺産」に認知されるまでの千数百年間、
大峰の山を歩き続けた修験者や登山者、奧駈道や宿の維持保全に苦労された方々に心から感謝し、
ご苦労様でしたと申し上げたい。

(Photo:リョウブの新芽-食べられます)

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2005.05.28 / Top↑