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近所の農家から買った小さな新じゃがを使って、
「下栗のいも田楽」ふうにじゃがいもの味噌あえをつくった。

下栗とは、昔から信州遠山郷と言われた
長野県下伊那郡上村の下栗地区のこと。

写真(村のHPより)のように、最大傾斜30余度の急傾斜地にあり、
「日本のチロル」「耕して天にいたる村」などと言われている。

ここは、重要無形民俗文化財に指定されている霜月祭りのほか、
斜面状の畑でとれる小さなジャガイモを使ったいも田楽でも有名・・。

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僕たちは、昨年の夏、南アルプス光岳(てかりだけ)に登った。
中央自動車道の飯田ICから上村経由で登山口の易老渡(いろうど)へ、
そして仮眠ののちに光岳へ。

普通なら光岳で一泊だが、今日中に聖岳の登山口まで移動・・・と下山。
途中から雨・・・、雷も鳴り出し、登山道はみるみるうちに川、日も暮れ出す。

僕たちは白い水の流れを頼りに歩き続け、ようやく易老渡へ。
しかし、駐車場の手前まで来て、道の様子がおかしい・・・。

道が動いている・・、流れてきた土石が堆積している・・、土石流だ。
僕たちが通過した数分の後に土砂の山ができ、車での通行は不可能に・・・。

(Photo:下栗集落の遠景-これは不良中年撮影)

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あせっても仕方ないなー、とその晩は車の中での宴会。

翌日は日曜日だったけど、土砂崩れを役場に連絡しないと・・・と、
易老渡の奧に新しくできた小屋に行き、主人に電話連絡してもらった。

駐車場に戻り、しばらくするとシャベルカーが現れ、
こんなことは日常茶飯事・・な感じで作業を始め、30分で道は元通りに。

僕たちは工務店の主人にお礼を言い、車で山を下った。

途中、昨晩は暗くて見えなかった”耕して天にいたる”下栗の里が現れ、しばらく息をのんだ。

上村の中心部にある、民家を活用した村営の蕎麦屋で少し固めのざるを食べ、
そのあと物産館で教えてもらったのが下栗いもの田楽・・・。

(Photo:土砂を取り除くシャベルカー)

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ジャガイモを皮付きのままよく洗い、竹串が通るぐらいまでゆで、
ザルにあげた後に少々の油で炒め、味噌、みりん、砂糖を加え、
味噌が少し焦げつくまで炒め、最後に香りにエゴマを入れる。

レシピにはそう書いてある。
大阪ではエゴマはなかなか手に入らないので、今日も僕はごまを使った。

○○にもってきて、山菜の天麩羅と一緒に若い人たちに食べてもらった。
これも美味しい、オイシイと大好評でした、へへへ。

あっ、そうそう、思い出しました。
光岳・聖岳から帰ってきてから、○○旅行社のツアーの案内に下栗が出ていました。

”耕して天に至る”の例の写真とともに、「バスで行く・・・ 日本最後の秘境、遠山郷下栗の里・・・」
バスで行く秘境?・・・、それってもう秘境じゃないなー。

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2005.06.17 / Top↑
先日、岐阜県の大日ヶ岳に行ったときに山菜を少しいただいてきた。

ネマガリタケとコシアブラ。

ネマガリタケはゆがいて水につけて冷蔵庫へ。
コシアブラはぬらしたペーパータオルに巻いてラップでくるんで冷蔵庫へ。

そろそろ料理をしないと危ない・・・、
えーい、午前中は休み・・・とばかりに天麩羅にしました。

できあがりがこれ・・・、どちらも天麩羅は初めて。
塩をつけていただくと、ネマガリタケは少し甘く、コシアブラは少し苦みがあって・・、うーん珍味。

昼過ぎに○○にもってきて、若い諸君に食べてもらった。
初めて食べる山菜に、みんな美味しい、オイシイ・・・。

また不良中年の株が上がってしまった、へへへ・・・。

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