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7/18~20、北アルプス縦走(立山・室堂~薬師岳~黒部五郎岳~新穂高温泉)の旅を楽しんだ。
ゆっくり山を楽しむなら4泊5日、少し急いでも3泊4日のコース・・・
それを2泊3日で完歩しようという、私の年齢にしてはやや無理な計画だ。

5日間の休みの予定が3日間になったこと、梅雨あけが遅れたことにもよるが、
この年齢でどこまでがんばれるか、試してみたい気持ちもあった。
ただ、周りに迷惑をかけないためにも、難しそうなら、太郎平で折立へエスケープ・・と考えていた。

この10年、一緒に登ってきた相棒は、母君の介護で自由がしばらくきかない。
それで、5~6年前にこのコースを歩いた相棒のアドバイスを受けながら、
相棒の分まで歩こうと思って、前夜11時半、大阪駅で「きたぐに」に乗った。

朝4時半、富山駅に到着。睡眠時間は3~4時間・・・ちょっとつらいなー
立山行きの電車に乗り換えます。

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立山駅でケーブルに乗り換えます。
お盆ほどではないけど、30分待ち・・・出発時間が遅くなるのが気になります。

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8時15分、室堂を出発です。
ほとんどの登山者、一般客がめざす立山方面への分岐から、南の龍王岳方面へ登っていきます。

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稜線に出ると、南に3日間のコース(五色ヶ原~越中沢岳~薬師岳~黒部五郎岳~三俣蓮華岳)が見えます。
このとき思ったのは、意外に短いんだ・・・しかし、そうではなかったのですね(笑)。

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西には、遠くに加賀の白山が見えます。
真っ青な空の下、360度に広がるアルプスの山々、雪渓とお花畑・・・
これから、どんな山が僕を迎えてくれるのだろう・・・期待に胸がふくらみます。

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2010.07.25 / Top↑
龍王岳(2872m)付近から、お花畑で有名な五色ヶ原と、その中にポツンと五色ヶ原山荘が見えた。
大パノラマを目の前に、ルンルンの稜線歩きが続きます。

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可憐な花たちが、「おはよう」「おはよう」と迎えてくれます(笑)。

途中、40~50人の大パーティとすれ違った。
「昨日は五色ヶ原でお泊まりですか?」
「そう、室堂から五色ヶ原へ入り、今日は室堂へピストンです」
香川県から来た、車中2泊、小屋1泊の中高年パーティのようだ。
まさかと思ったけど、通称「薬師越え」をする中高年の大パーティはないだろう・・・と納得

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鬼岳付近の残雪は、キックステップとWストックで、気持ちよく下っていきます。
一応アイゼンをもってきたが、12本歯はいらなかったな(笑)。
それにしても・・・絵になってる!!

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12時前、ザラ峠(2348m)まで下りました。
織田信長の家臣であった佐々成政が徳川家康の助けを求めようと、真冬に越えたとされる峠です。
ここで、中高年パーティに混じって、コンビニ弁当をいただきます。

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1時前、赤い屋根の五色ヶ原山荘に到着・・中に入り、受付のアルバイト学生としばし歓談。
「普通なら、ここで泊まるんだけど、スゴ乗越小屋まで行けるやろか?」
「ここまで何時間かかりましたか?」
「4時間半ぐらいかな?」
「まずまずのペースですね。コースタイムは6時間ですから、普通なら7時到着・・・
 足が疲れるから、もう少しかかるかも知れませんね」

足の疲れまで予測した模範回答と思ったけど、
「ありがとう、やっぱり頑張るわ・・・」
これからの6時間の尾根歩きに備えて、水2リットルを満タンにして、出発した。

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2010.07.25 / Top↑
この時間にスゴ乗越をめざす人はいない。
ガスもかかってきた。さあ、頑張りましょう。

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稜線をしばらく歩いたあと、最低鞍部の越中沢乗越(2356m)まで下る。
ここから約1時間かけて越中沢岳(2591m)まで登っていく。
めずらしく、雄の雷鳥に出会った。
「同じ単独行だね・・」なんて、変な親近感を持ったりする。

途中、単独行の若者2人に出会ったが、
「越中沢岳からの下りは悪路ですから、気をつけてください」と同じアドバイスをくれた。
私の年格好を見て取ってのことだろう。

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ガスの中、越中沢岳のピークで記念撮影。
ここから、約2時間、アップダウンを繰り返しながら、スゴ乗越まで下ります。
ガレた急な道、岩場、クサリ場・・・若者のアドバイスのとおり、たしかに悪路だ。

途中のスゴの頭では、ピークを踏む偽コースに入り、危うく迷うところだった。

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時間はどんどん過ぎていく。この頃になると、足が言うことをきかなくなる。
単独行は、疲れたと思えば自由に休めるが、その分遅くなるのが問題だ。
イワカガミをパチリとやりながら休憩・・・

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最低鞍部のスゴ乗越からスゴ乗越小屋まで、コースタイムでは40分とある。
途中、人の声がかすかにしたので、小屋は近いと思い、頑張って歩く。
ところが、40~50分歩いても小屋は現れない。

「もしかして、小屋に気づかず、通り過ごしたのでは?」
そう思って、しばらく登ってきた坂を下った。

この頃の気持ちは、「日が暮れたら、ツェルトを張って、ビバークだな・・」
突然、テントをかついだ若者が現れ、「もう少し先ですよ」
「ありがとう」と応え、気を取り戻して、先を急いだ。

10分ほど歩いたところで、森の中に、赤い、小さな屋根が見えてきた。
もう大丈夫、地獄で仏とはこのことか・・・時間は6時半を回っている。

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「すみません、こんな時間に到着して・・」
「そうですね・・・」 
仕事を終え、食事中の責任者が応対してくれた。

宿帳に記帳しながら、
「明日は、黒部五郎小舎まで行こうと思っているんですが・・」と言うと、
「無理です。やめてください。太郎平小屋から折立へ下りてください。
自分の体力にあわせて、小屋には4時までに入れるように、余裕を持って歩いてください」
と、頭ごなしに怒られてしまった。

「遅くなるかもしれません」と電話を入れてはおいたが、
6時半という到着時間と、宿帳に記入した私の年齢を見ての”説得”と受け取った。

冷えた天ぷらを中心に、お世辞にも美味しいとは言えない夕食をありがたくいただき、
「残念だけど、明日は、折立へ下りよう・・」と、ガランとした部屋の隅で布団に潜った。
2010.07.25 / Top↑
翌日、朝3時半に目が覚めた。外はうっすら明るい。
「そうだ、早めに出発しよう!」
朝飯代わりに頼んでおいた弁当を持って、4時に小屋を出た。

Photo:スゴ乗越小屋から昨日歩いてきた立山、五色ヶ原方面を見る
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まず、間山(2585m)をめざして、ゆっくり登っていきます。
途中に、小さな池があった。地図にある間山池か?

西には、モルゲンロートにそまる空、その下に富山平野、富山湾が見える。

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しばらくすると、太陽が上ってきた。

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太陽が昇ると、空は真っ青・・・最高の登山日和だ!
間山まで登ると、南に北薬師岳、薬師岳、そして薬師岳のカールが見えてきた。

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東に目をやると、雲ノ平、その向こうに槍・穂高連峰、その右に三俣蓮華岳、双六岳・・・
うーん、北アルプスを独り占めした気分・・(笑)
さあ、ゆっくり、楽しみながら・・・歩きましょう。

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2010.07.25 / Top↑
6時半、スゴ乗越小屋から2時間半で北薬師岳に着いた。
コースタイムは3時間だから、まずまずのペースだ。
北薬師岳から薬師岳までの吊り尾根に降りていきます。

尾根の左、右と、岩場を越えながら、下り、そして上っていく。
「S社のコースタイムに30分とありますが、もっとかかりますよ」
昨日出会った若者が言っていたけど、なるほど・・1時間近くかかった。

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薬師岳の頂上に着くと、人、人、人・・・
太郎平小屋から薬師岳をピストンする一般の登山者だ。
「北から来たんですか?」「はい・・」
中年男性に声をかけられ、ちょっとだけ自慢げに答えてしまった(笑)。

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薬師岳からは、ガレ場についたジグザクの道を走るように、どんどん下ります。
建替え中の薬師岳山荘を過ぎ、樹林帯、沢沿いに下り、
薬師峠キャンプ場から少し登り返すと、太郎平小屋が見えてきた。

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9時、太郎平小屋に到着。30年前、女房と一緒に泊まった、思い出の小屋だ。
あのときは、太郎平から雲ノ平へ行き、三俣蓮華から新穂高へ下った。
赤い屋根は変わらないが、多分建て替えて、立派になったのだろう。

予定では、このまま折立へ降りるつもりだった。
だけど・・・30年ぶりの太郎平から、この時間に折立へ降りるバカがいる??
そんな気分になり、小屋の主に相談してみた。
「今日中に、黒部五郎小舎まで行けますかね?」
「スゴ乗越から、この時間に到着ですか?、それは早い。
黒部五郎岳まで5時間、小舎までは6時間半だから、行けるかな?」

この答えに、がぜん自信が湧いてきた。
「よし、初めの予定通りに、黒部五郎をめざそう!」
そう決めると、小舎の衛星電話を借りて、大阪の相棒に電話した。
「○○、○○だったけど、やっぱり黒部五郎をめざすわ・・」

そう決めると、雲ノ平方面を眺めながら、遅い朝食にした。
へへへ、朝からビールです(笑)

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10時前、まず黒部五郎岳の手前の北の俣岳をめざして、出発です。
草原の向こうに北ノ俣岳、その右に笠ケ岳・・・いい眺めです。

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2010.07.25 / Top↑

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