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7月下旬の北アルプス単独行に自信をもち、2度目のアルプスに出かけた。
槍・穂高連峰の西に位置し、水晶岳、鷲羽岳、笠ケ岳などの名峰が続く「裏銀座縦走コース」
30年以上山をやってきたが、北アルプスのこの山域は、私にとって空白だった。

丹波の仕事から帰り、大阪駅から23時27分発の「急行きたぐに」乗り込んだ。
朝5時半に糸魚川に到着

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6時、糸魚川線の鈍行に乗り換え、8時半に信濃大町到着。
駅前でタクシーを拾い、登山口の高瀬ダムへ・・・
8000円はきついけど、便利さを思えば安いものだ。

9時10分、高瀬ダム出発。山では遅い出発・・急がなくっちゃ!
ダム湖の向こうに槍ケ岳が見えると聞いたが、雲に隠れたあの方向だろうか。

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「北アルプス3大急登」と呼ばれるブナ立尾根を5時間20分かけて登ります。
汗が噴き出し、長袖のシャツはびしょびしょ・・・
それにしても、思うように登れない。初日は、やはり調子が上がらないな。

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ホトトギスの花・・・山はもう、秋の様相です。

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ダケカンバが現れると、そろそろ森林限界だ。
男性2人組が下ってきたので、ちょっと情報収集・・
「あと1時間はかかりますかね?」
「えっ、すぐそこですよ」

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13時20分、高瀬ダムから4時間10分、
コースタイムより1時間以上も早く烏帽子小屋に到着した。
昔風の小さな、素朴な小屋だ。

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2010.08.12 / Top↑
小屋に荷物を置いて、軽身で烏帽子岳に向かった。

烏帽子岳と思ったら、ニセ烏帽子岳・・・
その向こうに先鋒を持つ烏帽子岳がそびえている。

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途中、ガレ地にコマクサが群生していた。
よく見ると、群生地の周辺にコマクサの小さな株が拡がっている。
登山道にロープを張って、群生地に踏み込めないようにしたことによって、
コマクサの生育環境が安定していることが分かる。

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烏帽子岳のピークには、急な岩場を登っていく。
三点確保で・・・うーん、ちょと緊張!!
槍ケ岳や剣岳の頂上付近より厳しいかも・・・

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ピークは尖っているから、とても立てない。
直下まで登って、パチリ・・・

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烏帽子岳から小屋への道で、西の山々が見えた。
野口五郎岳の手前の三ツ岳の尾根、その向こうに水晶岳方面か・・・

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小屋に帰り、しばらく同室の面々と話した後、夕食です。
天麩羅、タマネギの酢の物、みそ汁、ご飯・・・質素ですが、手作りの味
ご馳走を有り難くいただきます。

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2010.08.12 / Top↑
2日目、烏帽子小屋を4時過ぎに出発・・・外はまだ暗い
ヘッドランプを頼りに下っていくが、テント場に何回も迷い込み、時間をロスした。

5時前、三ツ岳への登りの途中で、東の空が明るくなった。
おもわずカメラをとりだして、パチリ、パチリ・・

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5時、太陽が顔を出し、南の槍ヶ岳に陽が当たった。
なにか、神々しい感じだ。

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北をふり返ると、昨日登った烏帽子岳、そのはるか遠くに立山と剱岳が見える。

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しばらく進んだ地点から南東、大天井岳のはるか向こうに、富士山、その右に南アルプスが見えた。

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しばらく歩いた、野口五郎小屋の手前から、歩いてきた裏銀座の尾根筋と、
その向こうに、針木岳、爺ヶ岳、鹿島槍ヶ岳、五竜岳、白馬岳、朝日岳・・・
後立山連峰の名峰たちが見えた。うーん、なんとも贅沢な眺めです。

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6時半、コースタイムより1時間も早く野口五郎小屋を通過。
昔風の小さな、素朴な小屋だ。

今日は、水晶岳を往復したのちに鷲羽岳を越えて三俣山荘へ、
できれば双六小屋までたどり着きたいが、この分だと行けるかも・・・
そんなことを思いながら、野口五郎岳を登っていきます。

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2010.08.12 / Top↑
7時前、野口五郎岳に到着。
頂上をあまり感じさせない、だらっとした印象の山だ。

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南には、湯俣温泉へ下る尾根筋(竹村新道)、その向こうに硫黄尾根、槍ヶ岳がそびえている。

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西には、これから行く水晶小屋のあたり、その右手に水晶岳が見える。

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8時20分、鞍部の東沢乗越に到着。少しガスが出てきた。

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水晶小屋へと、やや急な岩場やガレ場を登っていきます。
このあたりから、イブキジャコウソウの群落があちこちに見られるようになった。
いわゆるタイムの仲間・・・指でこすってみると、たしかにタイムの香りがした。

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その間に、ミヤマオダマキ・・・高橋真梨子さんのような、不思議な魅力をもった花です(笑)

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2010.08.12 / Top↑
ふーふー言いながら登っていくと、9時、急に目の前に水晶小屋が現れた。
こちらも、小さく素朴な小屋です。

烏帽子小屋でつくってもらった弁当をいただきます。

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水晶小屋に荷物を置いて、軽身で水晶岳を往復。
途中、雲ノ平越しに、大きなカールを抱いた黒部五郎岳が見えた。
3週間前に越えたが、北から見ると、より個性的で美しい山だ。

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約1時間で水晶岳(2986m)を往復。
次の目標、鷲羽岳(中央左手の尖った山)をめざしましょう。

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ワリモ北分岐へ下る途中、雲ノ平(左の台地)、高天原(正面の低地)の向こうに薬師岳がドッシリ・・・

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鷲羽岳への登りの途中、黒部源流と祖父岳(右)の向こうに、
黒部五郎岳、その手前に三俣蓮華岳への尾根筋が見えた。

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11時50分、鷲羽岳(2924m)に到着。
鷲羽池、硫黄尾根を入れて、槍ヶ岳をパチリ! うーん、雲の中です。

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2010.08.12 / Top↑