ロンドンの7日目は、最終日
ニュータウン派の僕たちは、千里ニュータウンのモデルになったと言われるハーローニュータウンへ出かけた。

僕にとっては、3年前に次ぐ2度目の訪問・・・
地区センターも、何となく千里の再開発前のショッピングセンターに似ている。

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区役所の受付
前も思ったが、とっても開放的・・・2階は資料館・展示スペースになっている。

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ウロウロしていたら、カッコイイ三輪車に乗った中年男性に話しかけられた。
日本から来たこと、ハーローは千里のモデルになったことなどを話した。
もう少し英会話ができるようになりたい・・・は、この年になっても思うこと。

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その後、ニュータウンの住宅地を2~3時間歩いた。
これは、珍しい高層住宅と一体になった低層の住宅・・・ていねいにつくられ管理されている。

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その後、せっかくだからと、ロンドンへ帰ってから鉄道を乗り換え、
もう一つの有名な田園都市・ウェルインへ出かけた。

ハワードの『明日の田園都市』の思想に基づいてつくられた住宅地。
ハワード自身もこの街に住んでいた。

約100年前からほぼ変わらない、駅に近い通りに面した住宅群です。

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住宅地の中を歩くと、馬小屋?をコンバージョンしたシアターが出てきた。
こちらも3年前に見ているが、古いものを活かすのは英国人は得意だ。

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花のある住宅

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3年前にパスした、駅の南の地区を訪れた。
大半が第二次大戦後のニュータウンとして整備された中で、
駅に近いところは工業地区、住宅地として、第一次世界大戦後につくられている。

レンガを積んで丁寧につくられ、管理されている工場は、歴史がつくったと言える美しさがあった。

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そのあと、ロンドンに帰り、キングスクロス駅近くの再開発地区へ
ここは、かつて、麻薬、レイプなどで知られる、普通の人は近寄れないところだったそうだ。
いまではこんなに美しい、若者でにぎわう街になっている。

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ロンドン最後の夜を記念して、無国籍料理の店に入り、カンパーイ!

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翌日は、パリ・ドゴール空港を経由して、暑い日本への空の旅人になりました。
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2013.08.16 / Top↑
ロンドンの6日目
この日は、ロンドンのまちづくり(マネジメント)に関わっている団体のヒアリング

最初は、UDC(Uerban design conferance?)
歴史的建築物のコンバージョン、ヒューマンな都市環境づくり(例:人の側に立った街路空間のリデザイン)などが印象的だった。

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次は、BID(buisiness inprovement district)の運営主体のひとつ、Team London Bridge
地区内の企業は、不動産の評価額?の1%の負担金を区に払い、地域の投票で認証された団体がこの費用で地区の活性化・魅力ある環境づくりなどのために、各種事業・サービス提供を行う。

本で読み、話には聞いていたが、実際にこのようなことが行われていることとともに、説明して下さった方々が笑顔で生き生きとしていたことが印象的だった。

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次は、BIDのもう一つの運営団体、Better Bankside board
活動内容はTLBとほぼ同じだったが、約470の会員企業(パートナー、メンバー)と一般住民を抱え、ロンドン市、サザック区、地区と協議調整しながら、地域と生活に根ざした各種の事業やサービス提供を行っていることに実に感心した。

地域主導のまちづくりが日本でも叫ばれているが・・・
日本には、結い、日役という共同の仕組みの伝統があるが、このようなことが日本でもできるだろうか?そんなことを考えてしまった。

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このあと、UDC代表のコリンさんが手がけたビール工場のコンバージョン
(飲食・遊・買などの複合拠点@ブリックレイン)へ出かけて、遅い昼食兼夕食をいただいた。

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そのままぶらぶら歩いていたら、コンテナを積み上げた細長い2階建ての不思議な複合施設に出会った。ロンドンという街は、私たちが訪れたところだけでも、実に多様で不思議だ。

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帰りの電車で、犬と戯れる人達に出くわした。
これも不思議・・・

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2013.08.15 / Top↑
ロンドンの5日目は、レッチワース田園都市へ。
Heritage foundationの若手の職員が丁寧に説明し、案内してくれた。

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それらは・・・次のような写真でよく見る美しいゆとりある住宅地だけでなく、

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低所得者向け住宅もあること、戦後まもなく建てられた連棟型の公的住宅(初期のニュータウンに見られるタイプ)もあること、高齢化率は約33%(千里よりやや高い)であること、人口約3万人の約1.5万人の就業者のうち1/3はロンドン等へ通勤していること、若者の多くはロンドン等へ出て行くが結婚して子どもができると帰ってくること、財団は自治体から独立して街の公益的施設の管理を行い、それらの財源は借地料(商業、工業)、農業の売り上げなどから得ており、住民の共益費負担はないことなどであった。

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また、田園都市にふさわしい環境共生型の住宅の開発・建設をおこない、若者の定住を促すために大学、IT・デザインなどの開発型ビジネスの導入を進めたいとも話していた。

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最初の田園都市という財産を100年間継承しながら、未来に向けた新しい田園都市づくりを模索している。彼らを支えているのは、この街(地域)を良くしていきたいというしなやかな意志と、その背後にある街(地域)への誇り・プライド・・・ このことは、ロンドンの他の訪問地でも同様に感じた。

次いで、戦後最初に建設されたニュータウン、スティブネイジへ
駅近くにある地区センター

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一般的な2階建ての集合住宅、そして珍しい高層住宅

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スティブネジを早々と切り上げ、キングスクロス駅へ
隣のパンクラス駅の切符売り場をコンバージョンしたカフェでお茶

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ラッセルスクエア駅近くのモダンな集合住宅(グランズ・ウィック・スクエア)を見学
3年前に来たとき聞いた話しでは、かつては嫌われていたモダンな集合住宅も
今では若い層を中心に好まれているとか・・・

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そのあと、カフェ風の店で夕食

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そのあとかつて市場だったところが30年ほど前に飲・食・買・遊などの機能を持つ
文化的なゾーンへコンバーションされた有名なコベントガーデンへ

この日も慌ただしい一日でした。

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2013.08.14 / Top↑
ロンドンから帰って、10月の2度目の手術、そして11月のキャンドルロードと忙しかったので、
ロンドンの記録がほったらかしになっていた。
記憶がとんでしまう前に、アバウトな記録を作成します。


4日目は、一日中、ロンドンの市街地のエリアマネジメントを行っている
市民グループやNPOなどのヒアリング・・・

まずは、2日目に訪れたバラマーケットの管理責任者K・デイビスさん
1756年から続いているマーケット、最高水準の質を保つことでロンドンを代表するマーケットとしてだけでなく、新しい観光地にもなっているなど、自信にあふれた、興味深い話が聞けた。

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次は、ロンドンブリッジ周辺の住民フォーラム代表、Bankside open space Trust代表のティム・ウッドさん
歴史的なスペースの再生、荒廃地や未利用地の活用などによって、地区の防犯性の強化、
交流スペースづくり、魅力アップなどをめざした活動を行っている。
住民が中心になって地区の計画「ネイバーフッドプラン」をつくるという興味深い話しも聞いた。
本業の建築デザイン事務所を経営しながら、ここまで良くやられると感心させられた。

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ヒアリングのあと、ティムさんの案内で地区を見学
ここは、かつて浮浪者のテントであふれた、防犯上問題のあった公園
テントが張りにくいようなデザインにすることで、安全で潤いのある公園に蘇った。
そこにいた浮浪者たちは、どこへ行ったのだろうと思いつつ・・・

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19世紀後半に活躍した社会改良家オクタビア・ヒルがつくった住宅と庭の再生
100年以上前の建物と庭にいることだけで、なんとなく感動を覚えた。

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小学校の校庭
だだっ広い校庭しかなかったところに、トラストが中心になってテニスコート、
バスケットコート、プールなどを整備した。

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鉄道高架下の地下道
防犯上問題のある地区にならないように、壁面にデザインされた照明装置を取り付けた。

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このあと、テムズ川の夜景を見ようと、ノースグリニッジの船乗り場へ
テムズ川から見たThe O2(アリーナなどのある多目的施設)

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ライトアップされた橋

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この日も朝から夜遅くまで、慌ただしい一日でした。
2013.08.13 / Top↑
ロンドンの旅3日目。
今日の目的地は、①ミルトンキーンズ(ロンドン郊外に建設された最後のニュータウン。車利用に対応したグリッド型の都市構成、ワンセンター方式、多様な都市機能導入<会議、R&D、スポーツ等>などにより最も成功したニュータウンといわれる)、②ハムステッド田園郊外(20世紀初頭に郊外に労働者のために建設された住宅地を起源に、現在は超高級住宅地)。

朝9時にホテル出発。ユーストン駅で切符購入。
同じ路線に複数会社が入っているから、どの切符を選ぶか聞かれ、3人割引で購入。

北へ電車で1時間、Mミーンズに到着。
3年前はラッシュ時で通勤客でにぎわっていたが、今日は日曜日で閑散としている。

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緑の多い道を30分近く歩いて、シティセンターへ。

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若い人も多く、にぎわいがある。

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地図を買い求めた書店には「I love milton Keynes」のコーナー・・
「千里のT書店にもつくらなくちゃ、その前に並べられる本や資料がないとね」。

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近くの4住区を2時間ほど歩いた。
住区に向かう途中、有名なランアバウト(信号のないサークル形式の交差点)が見えた。

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住宅の多くは、茶を基調色にした田舎風の2階建て連棟式、一部に戸建てもある。

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家の裏に庭があるのはこの国では必須条件。

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住宅のほかには、店舗群、集会所&パブ、小学校などがあった。

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産業革命時からある水路には、有名なナローボート(田園を旅するための幅約2Mの細長いボート)が浮かぶ。

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水路沿いの遊歩道には、散歩するカップル・家族、サイクリングを楽しむ人々が見えた。

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センターに帰って遅い昼食(ビール、サーモンのサンドウィッチ)をとり、バスで駅へ。
バスはワンマン、乗車時に現金を払うという信じられない仕組み。

ユーストンから地下鉄でハムステッドへ。
3年前とは違う地区を歩いたが、100年をへた住環境の重厚さに圧倒される。
戸建てのほかにアパート形式もある。

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資料館として建物や庭が開放されているところも。坂や階段、路地が味のある空間を作っている。

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駅周辺の小粋なショップが並び通りのパブでビールを引っかけながら、日本の大正~戦後の住宅地開発は、イギリスの田園都市やニュータウンから何を取り入れた(なかった)かをひとしきり話したあと、地下鉄でロンドンへ。ホテル近くのタイ料理店で久しぶりの麺をいただき、ややご満悦。

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2013.08.12 / Top↑