2日目は、母の病が治ったお礼に女人禁制の山に登り、帰ってこなかった姉妹が手をつないだ雪形が春先に現れるという、悲しい伝説が残る人形山(にんぎょうさん 1726m)です。

田向(たむかい 重文の村上家や白山宮のある上梨の向かいの地区)の駐車場を出発。
前日に子熊に出会った林道を上ると、東屋や広場のある中根平の登山口(標高830m)に到着。

人形山は、勾配はきつくないが、距離が長いのが特徴・・・
5時過ぎ、小さなほこらの横の緩やかな道を南に向かって登っていきます。
昨日、林道を下見に行ったときに子熊に出会ったので、二人で熊よけの笛をピーピー、ピーピー(^0^)

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植林地のまわりには、コアジサイ、ササユリが満開です。

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スタート地点からしばらくは、ゆるやかな道・・・

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1時間ほど歩いたところにある第1休憩所(標高1209m)あたりからは、やや急勾配になる。

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2時間半ほど登ると、ややフラットな広場に鳥居が建つ「宮屋敷跡」(1618m)に到着。
宮屋敷跡は、奈良時代に泰澄大師(たいちょう だいし)によって開山された人形山の社があったところ。

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東を見ると・・・あれは剱岳、立山、そして右に薬師岳
視界はないだろうと思っていただけに、二人大はしゃぎ・・・(かなり拡大しています)

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西にやや高い山・・・どうやら、あれが人形山のようです。
ここからは、なだらかな尾根歩きのようですが、距離はだいぶあります。

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バイカオウレン、イワカガミなどの花が疲れを癒やしてくれます。

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下りと上りを2度繰り返し、人形山と東の三ケ辻山の鞍部(梯子坂乗越)に向かいます。

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梯子坂乗越(はしござかのっこし 1660m)に到着
すると・・・真正面に残雪を抱く白山がバーンと現れた。

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北アルプスの稜線が見えただけで感激していたのに、白山で興奮状態!!
その右には、白山の前衛峰・笈ケ岳(おいずるがだけ)、その右に昨日登った大笠山・・・

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そして反対側の東を見ると、なんと・・・槍ケ岳~穂高岳の稜線がはっきり見えた。
もう、日本の主要な山をぜーんぶ手に入れた気分・・・(^0^)

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白山を眺めながら、あと少し、ゆるやかな尾根道を進みます。

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9時過ぎ、約4時間で人形山に到着・・
白山をバックに相棒の記念写真(証拠写真)をパチリ!

人形山は、日本300名山に入っているが、なんと頂上に「新日本百名山 岩崎元郎」の看板があった。
NHKの「中高年の山登り」で有名な岩崎氏が新たにつくった「新日本百名山」に人形山を入れたのだ。
まあ、いろいろあっていいが・・・

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ニッコウキスゲの咲く人形山をあとに、もと来た道を下山・・・

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正午過ぎ、約7時間で登山口に到着。
里に下るとき、昨日とは違う子熊にまたまた遭遇・・・

上梨に下り、重文・村上家向かいの合掌造りの食堂で山菜そばをいただいた。
子熊の話をすると、「親熊が殺されてみなしごになった熊かも」

里から車で5分強のところに熊が現れる五箇山地区
熊を畏れ、敬いながら、熊を撃ち、熊と共存しているのか・・・
僕たちも、熊のテリトリーに入っていくんだから、もし襲われても不思議ではない・・
熊(自然)と人間との関係について考えながら、大阪への旅人になった。

Photo:重文の村上家
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2014.06.28 / Top↑
梅雨まっただ中の6/23,24、日本300名山にあと40余座に迫った相棒といっしょに、越中五箇山周辺の大笠山(1822m)と人形山(1726m)に登った。

この山域は、2007年の6月に入って以来だから、7年ぶり・・・
あのとき、医王山、大門山、金剛堂山、白木峰を登り、そのあと大笠山と人形山に登る予定だったけど、相棒の家族に急用が発生し、急いで大阪へ帰った。そんな因縁のある山域だ。

6/22(日)夕方、大阪を出発、北陸道を進み、小矢部砺波JCTから南下して五箇山ICから一般道。
9時半頃、桂湖畔のオートキャンプ場近くで就寝。

朝4時起床、食事ののちに、朝5時に桂湖畔を南に下ります。
標高差約1250m、時間9~10時間のややハードな山行がスタート!

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すぐに現れる人道橋を渡ります。

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渡りきったところから、いきなり垂直に近い階段が現れ、ちょっとびっくり・・

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階段を登りきったところから、両側にスパッと切れたやせ尾根を慎重に進みます。
やせ尾根が終わったあたり、あちこちに咲くササユリが迎えてくれます。

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垂直に割られたような岩・・・「鏡岩」と名付けられていました。

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木々は、ほとんどが円弧を描いたのちに、上に向かって伸びています。
斜面に芽を出した若木は雪の重みで曲がり、その後上に伸びた・・・豪雪地域であることの証です。

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しばらく進むとブナ林が現れます。
「このあたりの緑は、大阪と違って、鮮やかやね」・・・二人とも納得
雪がとけ、春と初夏が一緒に来たよろこびを、木々や草花が表しています。

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勾配、高低差、時間のどれもハードな山と聞いていたけど、たしかにきつい!

8時、途中2つあるピークのひとつ、前笈ケ岳(まえおいずるがだけ1522m)に到着。
しばらく休憩。視界はほとんどありません。

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いったん下ったのちに登り返し、約30分で次のピーク(アカモノの頂、1552m)に到着。
ガスっていた空がだんだん晴れて、日ざしが見えてきました。
やっぱり晴れ男!?

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笠のような形の大笠山が正面に見えてきました。
しかし、距離も高度差もまだまだあります。

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マイズルソウ、イワカガミ、ショウジョウバカマ、アカモノ、バイカオウレン、ゴゼンタチバナ、チゴユリ、ユキザサ、エンレイソウ、ハクサンチドリ、ニッコウキスゲ、ササユリ、ハクサンコザクラ、ツバメオモト、コアジサイ、ヤマアジサイ、ミツバツツジ、レンゲツツジ、ドウダンツツジ、ウラジロヨウラク、ナナカマド、オオカメノキ、タムシバ・・・
20種類以上の花たちが、そろそろ疲れを感じ始めた体をいやしてくれます。

大笠山は、白山国立公園に属する。花が多いのは、白山と同じです。

Photo:ツバメオモト
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Photo:ハクサンコザクラ
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頂上直下に真新しい避難小屋が・・・
2011年に雪で倒壊したあと、昨年(20013年)の9月に再建されたようです。

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午前10時半、約5時間半で大笠山に到着
相棒の記念写真・・・というより、証拠写真です。
おなか出てるよ・・・人のことはあまり言えないけど('-'*)

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相棒によると、南の笈ケ岳(1841m)は、登山道がなく、ブッシュが多いことから、残雪期のみ登れる山だとか。
大笠山と笈ケ岳を結ぶ稜線の道もないようです。

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小休止の後に、下山開始・・・
しばらく山に登っていないためか、大笠山がハードなためか・・・
多分両方だと思うけど、前笈ケ岳あたりまで降りたときに、ひざが笑い出した。
しかし、なんとか頑張って、快調な相棒のあとを追った。

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午後3時(登山開始から約9時間半後)に無事下山・・・
よろず屋で食料を買い求め、くろば温泉で汗を流したあと、平(たいら)の「道の駅」で夕飯にした。

そして、翌日の人形山の登山ルートを確認するために、田向(たむかい)の林道を上っていった。
すると、里から車で5分強のところで、道で遊ぶ子熊に遭遇・・・

「明日は、熊に気をつけないといけないね」
そう言いながら、田向の駐車場に戻り、爆睡の人になりました。

2014.06.27 / Top↑
「丹波、丹波って、そんなに言うんだったら、一度つれてって」
美作の高校の同窓生たちからリクエスト・・・
それで、夏至の日曜日、美人熟女3人&おっさん2人で丹波へ出かけた。

最初の訪問地は、「里山工房くもべ」
旧雲部小学校を利用して、昨年春にオープンした、カフェ&レストラン、農産物コーナー、ギャラリー
私の丹波時代に地区のみなさんと一緒につくった計画が具体化しました。

オープンは11時・・・ちょっと早すぎた!
残念! IさんやKさんに会えなかった(≧∇≦)

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次は、限界集落化していた入母屋の民家群をそのまま高級民宿にした「集落丸山」
田舎出身の5人も、おもわず・・・いいな!
今日も左のS邸のご主人、奥さんに親切にしていただきました。

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あちこちに、ホタルブクロ、アヤメ?などの初夏の花・・・

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次は、篠山市の中心部の河原町(かわらまち)
妻入りの町屋が並ぶ「重要伝統的建造物群保存地区」です。

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むかし見たような、落ち着いた、個性的な店が並びます。

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11時、予約していた「黒豆の館」へ。篠山の食材を使った田舎バイキングです。
少しずついただきましたが、お腹いっぱい・・・ダイエットは、もう無理です(笑)

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食事の後、篠山市から丹波市へ・・・丹波竜化石の発見地付近です。

丹波竜は、2006年の夏、化石発掘が好きな2人によって肋骨の化石が偶然発見され、
その後の発掘調査によってまとまった化石が多数発見された、
草食系のティタノサウルス系類の恐竜(約1億1千万年前)です。

「水の音がいいね・・・」
みんな岡山の田舎出身なのに、久しぶりに聞くせせらぎの音が新鮮!(^0^)

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丹波竜化石発見地
1~5次発掘されたあと、コンクリートで埋め戻し、丹波竜の絵が描かれています。

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丹波竜を中心に、化石の展示・解説を行う「ちーたんの館」へ
今日は、第一発見者の一人、村上さんの解説つきです。

7/12からは、フィギュアで有名な「海洋堂・恐竜ジオラマワールド」が始まります。
親子連れでお出かけください!

※「ちーたん」は、丹波竜のマスコットキャラクター
 ち(地層)-(長く、永遠)たん(丹波)のようです。
 デザインは、全国公募作品の中から選ばれました。

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私が4年間通った「丹波の森公苑」近くの農家・Mさんの家へ
久しぶりにご夫妻にお会いできました。
熟女たちは、新鮮なキク、野菜をゲット!

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「丹波の森公苑」
昨年の春まで4年間通った、楽しい思い出がいっぱい詰まった、なつかしい職場です。
かつての同僚としばし歓談・・・

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そのあと、水分れ公園(みわかれこうえん)へ
このあたりに降った雨は、かたや日本海へ、かたや瀬戸内海へ・・・
日本一低い分水界として有名です。

ここで、10年来のブログ友達「丹波のたぬき」さんのご主人にばったり会いました。(^0^)

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水分れ公園から近い「バイエリッシャーホーフ」へ
ドイツ仕込みの本格派ソーセージの店です。

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熟女たちは、少々お高いソーセージをゲット!

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最後の訪問地は、丹波市香良(こうら)地区にある岩瀧寺(がんりゅうじ)と独鈷(どっこ)の滝
岩壁や樹林に囲まれた沢に沿って、茅葺きのこじんまりした本堂、仏像、草花などが点在・・・
※岩龍寺は、2011年12月公開の東宝映画、「源氏物語 千年の謎」の撮影に使われたようです。

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奥まったところにやや小ぶりで清楚な印象の滝が流れ落ちています。

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香良地区は、地区の人々によって沢沿いに植えられた紫陽花でも有名です。
見頃はこれからです。

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おやおや、ナツツバキの花が咲いていました。

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大阪へ帰る途中、丹波市柏原町のケーキ&カフェの「KATASHIMA」へ
但馬(たじま)の養父(やぶ)が本店のようです。

ケーキも美味しかったけど、紅茶のダージリン(ファーストフラッシュ:春摘み)は、
緑茶の新茶と一般的なダージリンをミックスしたような、不思議な味・香りでした。

朝8時に出発した、超ハードスケジュールの丹波ツアー
熟女たちの感想は、 「知らない丹波にいっぱい行けた」「家や風景がきれい」「みんなきちんと生活している」
この言葉が、案内した私にとって一番の喜びです。

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その後、舞鶴道を通って一路大阪へ

今日の土産は、サギソウの苗、ちーたんのポロシャツ
そして、丹波の美しい風景、途中出会った方々の笑顔・・・

また丹波へ行きましょう!

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2014.06.21 / Top↑
部屋着も衣替えしました。
播州織(ばんしゅうおり)の作務衣・・・

播州織は、江戸時代後期に、比延(ひえ 現在の西脇市比延地区)の大工・飛田安兵衛(ひだやすべえ)が京都西陣から織機づくりの技術を伝えたことに始まり、その後農家の副業として普及発展した。

先染めの高級織物で知られ、戦前戦後はアジア・欧米・中東まで輸出されたが、90年代以降はアジア勢の台頭によって打撃を受けた。しかし近年は、高品質・高付加価値の生地&製品づくりを進めている。

この作務衣も、西脇市商工会議所と神戸芸工大の連携による独自ブランドだとか。さらさらとして着やすい。

のこぎり型屋根の工場をリノベーションした「播州織工芸館」では、播州織の「見る・体験する・買う」が楽しめる。一度訪れてみては?

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2014.06.04 / Top↑
昨日(土曜日)は、郷里美作の高校のクラブの友人夫妻(ともに音楽家)から「来阪した」との連絡を受け、急遽梅田で1年ぶりに会い、ビールをいただきながら食事・・

共通の友人T君のフルートリサイタルと映画「ハナと雪の女王」の字幕版の鑑賞が目的とか。
「急に呼び出して、おまけにご馳走になって悪いわね」
「今度富山に行ったとき、どっさりご馳走になりますから・・」と別れた。

Photo:もう咲き出したカシワバアジサイ@上新田

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今日(日曜日)は、「死や葬儀に関連したコミュニティ形成」をテーマに、千里ニュータウンをフィールドに修士論文を書いているO大学のMくんの監修・・・ほとんどゼミ気分だ(笑)。
死は「個人の死」であると同時に「地域の死」でもあるのでは?との考えに共鳴し、「頑張れ!」と言って別れた。

さて、午後からは、千里市民フォーラムのニュースレターづくり・・・と机に向かっていたら、1階(ひがしまち街角広場)から、ウクレレに合わせた数人の歌声が聞こえてきた。

「アザミの歌」「異国の丘」・・・ふるーと思っていたら、「四季の歌」「風(人は誰もただ一人・・)」「真夜中のギター」・・・少し若いぞ。
そしたら、「小指の思い出」「瀬戸の花嫁」「大阪ラプソディー」「長崎は今日も雨だった」・・ここまで来て思わず吹き出しそうになった。

要は、団塊の世代の僕とほとんど変わらない人たちが集まって、"ウクレレのコード進行つき街角のカラオケ喫茶”を楽しんでいるのだ。
僕も仲間に加えてもらおうか・・・

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「サンデー毎日」がほぼ常態化しつつある、"不良中年"ならぬ"不良老年"の土曜日、日曜日のレポートでした。('-'*)
2014.06.01 / Top↑