８日目、いよいよ最後の日だ。
秘湯で名高い乳頭温泉、黒湯の駐車場から沢へ降りていくと、山肌に煙が上がっている。
さすがに・・と思いながら、沢沿いに登っていきます。



ブナ林を登り、草原に出て、分岐を登っていくと、約２時間で乳頭山（1478m）です。
あとで聞くと、頂上が乳房のように尖っているから乳頭山だとか。
よくも、ズバリといったものだと、感心する。
南を見ると、昨日、駆け足で登った秋田駒ヶ岳、その右に田沢湖が見えている。



北には、数日前に登った森吉山がすくっとそびえている。
秋田、青森、岩手、そして秋田へと、８日間もよく登ったものだ。



頂上から下ったところから、東側の絶壁越しに、昨日登った岩手山が見えた。



分岐まで戻り、まっすぐ北へ下ると、高層湿原の田代岱へ出た。
しっかりしたつくりの避難小屋があり、周辺に高山植物がみられた。
その中に、吾亦紅（われもこう）らしい植物があった。
振り返ると、乳頭山が見えた。確かに・・・乳房だ（笑）。



孫湯温泉に下り、アルパこまくさで汗を流し、昼前に大阪への帰路についた。
途中、せっかくだから角館、鶴岡を回って帰ろう！