ヨーロッパニュータウンの旅、2日目は、戦後のニュータウン第1号・スティフネジ
ロンドンから電車で30分、人口8万のこの町は、意外にもエリア・人ともに拡大・成長している。
どうやら、移民の出産率が高いことが背景にあるようだ。
Photo:再開発が予定されている近隣センター(空き店舗、人が少ないのは、日本と同じ)

そして、日本のニュータウンは、エリアを確定して開発をスタートし、完了宣言がされる。
イギリスのニュータウンが拡大するのは、「計画なきところに開発なし」を原則に、
必要に応じて計画的に開発する・・・これを続けているだけであり、ごく当たり前のことなのだ。
Photo:一般的な2階建て連棟式の住宅

地区センター、近隣センターの再開発はこれから・・・
住宅の大半は、2階建てを中心とした低層、サッチャーの民営化施策で7割が売却・・
賃貸・分譲ともに、保全を基調としつつも、再生はこれからの課題のようだ。
街の再生に関しては、日本の方が先輩かもしれない。
古いものを大切にするイギリス人の特質より、イギリスでは何事もスピードが遅い・・この特徴によるようだ。
Photo:同上

レッチワース、ウェルウィンでは、黒人はほとんど見なかったが、この街は人種のるつぼ
職住近接の街として建設されたが、今や住民の大半はロンドンに勤務している。
ロンドンには住めない低・中層階級の人々の住環境を確保・拡大することがこの街の使命のようだ。
Photo:旧集落にあるレストラン

「多様な人種・階層・価値観からなるこの街では、まちづくりへの参加・協働は、
行政がつくったプランに意見を述べて、まとめること・・・」
良くも悪くも、行政と話し合い、計画をつくり(形だけの場合が多いが)、できあがったものの
維持管理の一部を住民が担っていく日本とは、やや異なるようだ。
Photo:旧市場を再生したコベントガーデン(ロンドン)

「オープン(パブリック)スペースの大半を占める広大な芝生の管理は、
税金を納めっているのだから、行政が行うべきだ・・・と住民は言う。
いろいろな意見をまとめるのは困難なので、行政としてもその方が効率がいい・・・」
担当者の話を聞きながら、良くも悪くも、単一民族、均質文化の日本は、幸せなのかもと思った。
これが参加型まちづくりに関する感想です。
Photo:コベントガーデン近くのレストランでタイ料理

日本のニュータウンのルーツの計画・再生の思想、それを支える社会の仕組みが少し見えてきた。
今日は、千里ニュータウンがモデルにしたと言われているハーローです。
曇ると小雨が降り、11月下旬かと思わせる天気ですが、しっかり学びます(笑)。
では・・・
ロンドンから電車で30分、人口8万のこの町は、意外にもエリア・人ともに拡大・成長している。
どうやら、移民の出産率が高いことが背景にあるようだ。
Photo:再開発が予定されている近隣センター(空き店舗、人が少ないのは、日本と同じ)

そして、日本のニュータウンは、エリアを確定して開発をスタートし、完了宣言がされる。
イギリスのニュータウンが拡大するのは、「計画なきところに開発なし」を原則に、
必要に応じて計画的に開発する・・・これを続けているだけであり、ごく当たり前のことなのだ。
Photo:一般的な2階建て連棟式の住宅

地区センター、近隣センターの再開発はこれから・・・
住宅の大半は、2階建てを中心とした低層、サッチャーの民営化施策で7割が売却・・
賃貸・分譲ともに、保全を基調としつつも、再生はこれからの課題のようだ。
街の再生に関しては、日本の方が先輩かもしれない。
古いものを大切にするイギリス人の特質より、イギリスでは何事もスピードが遅い・・この特徴によるようだ。
Photo:同上

レッチワース、ウェルウィンでは、黒人はほとんど見なかったが、この街は人種のるつぼ
職住近接の街として建設されたが、今や住民の大半はロンドンに勤務している。
ロンドンには住めない低・中層階級の人々の住環境を確保・拡大することがこの街の使命のようだ。
Photo:旧集落にあるレストラン

「多様な人種・階層・価値観からなるこの街では、まちづくりへの参加・協働は、
行政がつくったプランに意見を述べて、まとめること・・・」
良くも悪くも、行政と話し合い、計画をつくり(形だけの場合が多いが)、できあがったものの
維持管理の一部を住民が担っていく日本とは、やや異なるようだ。
Photo:旧市場を再生したコベントガーデン(ロンドン)

「オープン(パブリック)スペースの大半を占める広大な芝生の管理は、
税金を納めっているのだから、行政が行うべきだ・・・と住民は言う。
いろいろな意見をまとめるのは困難なので、行政としてもその方が効率がいい・・・」
担当者の話を聞きながら、良くも悪くも、単一民族、均質文化の日本は、幸せなのかもと思った。
これが参加型まちづくりに関する感想です。
Photo:コベントガーデン近くのレストランでタイ料理

日本のニュータウンのルーツの計画・再生の思想、それを支える社会の仕組みが少し見えてきた。
今日は、千里ニュータウンがモデルにしたと言われているハーローです。
曇ると小雨が降り、11月下旬かと思わせる天気ですが、しっかり学びます(笑)。
では・・・
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2010.09.22 / Top↑
okkun
旅先からのレポートありがとうございます。この近隣センターは佐竹台のセンターそっくりですねえ…。来年ぜひ一緒に行きましょう!不良「中年」をなのってるのに「これが最後のヨーロッパ…」っていうのはコンセプトがブレてます。(笑)
ta-raちゃん
長旅、お疲れ様です~。
20年ちかく前、仕事で千里ニュータウンを回っていましたので、
英国のこの街と雰囲気がとても似ていることにびっくりしました。
万博当時(子どもでしたので、景色の印象しかないのですが…)
の勢いから比べると、高齢化や空き家が目立つような印象でした。
核家族化の中、世代交代を越えて活気ある街が続いていく…
どこの新興住宅地にも当てはまる課題ですね。
20年ちかく前、仕事で千里ニュータウンを回っていましたので、
英国のこの街と雰囲気がとても似ていることにびっくりしました。
万博当時(子どもでしたので、景色の印象しかないのですが…)
の勢いから比べると、高齢化や空き家が目立つような印象でした。
核家族化の中、世代交代を越えて活気ある街が続いていく…
どこの新興住宅地にも当てはまる課題ですね。
不良中年
■okkunさん
あれあれ、コメントに返信したつもりなのに、日本まで届いていないようです(笑)。
来年あたり、是非行きましょう。
あれあれ、コメントに返信したつもりなのに、日本まで届いていないようです(笑)。
来年あたり、是非行きましょう。
2010/09/20 Mon 01:49 URL [ Edit ]
不良中年
■taraちゃん
スティフネジ開発が早かったこともあり、千里によく似ていますね。
ただし、メンテの状態や、建物を活かそうとする姿勢は、やや違うようです。
そして、イギリスは、世界から人々を飲み込み、まだまだ発展しているようです。
それが良い、悪いは別として・・・・
スティフネジ開発が早かったこともあり、千里によく似ていますね。
ただし、メンテの状態や、建物を活かそうとする姿勢は、やや違うようです。
そして、イギリスは、世界から人々を飲み込み、まだまだ発展しているようです。
それが良い、悪いは別として・・・・
2010/09/20 Mon 01:53 URL [ Edit ]
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