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最後の山は、日高山脈の中でも難関とされているカムイエクウチカウシ山(カムエク山、1879m)
※カムイエクウチカウシは、山が急で熊が転げ落ちたの意味

24日、朝4時に中札内のキャンプ場(ぴょうたんの森)を出発、
4時半にゲート前の札内ヒュッテに到着。
ここからは、建設されたのちに放置された日高横断道路を歩きます。

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6時半、約2時間で七ノ沢出合に到着。
日高横断道の橋・・・このあたりが建設された最終地点のようです。
多くの反対がある中で建設・放置された横断道路は、日高の自然破壊を進めたといわれています。

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七ノ沢(標高570m)から頂上までの高低差は、約1300m・・・
ここからは札内川を進みます。
いきなりのやや深い徒渉に、少し緊張・・・

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赤いテープや小さな積石(ケルン)を頼りに、遡行し、林に入り、徒渉・・・

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9時前、約2時間半で八ノ沢の出合(札内川と八ノ沢の合流点)に到着
ここは、テント場になっている。

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休憩ののち、9時半、八ノ沢を登っていく。
数年前に豪雨があったようで、流木が行く手を阻みます。
今年は雪が少なかったようで、例年ならあるはずの雪渓がありません。

カムエク山が見えてきました。
その下、半月状の雪渓が見えるところが、この日の幕営地・八ノ沢カール・・・
頂上は、明朝登るか、可能であれば今日中に登るつもりです。

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12時前、1000m三股(標高約1000m)に到着。
ここからは、急な沢を登っていきます。

平成の大雪で辺り一面雪の世界だった9年前、僕たちは登り口が分からず、
1時間以上雪上をさまよったあと、ルートを発見して登り始めたが
アイゼンもピッケルも持たない夏山スタイルで来ていたために、
約300m登ったところで登頂を断念した記念すべき地点・・・
ここと、ここをご覧ください

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沢靴のまま、急な沢をどんどん登っていきます。

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このあたりから、ギョウジャニンニク、エゾカンゾウ(ニッコウキスゲ)、コバイケイソウ、エゾツツジ、
ウコンウツギ、ヨツバシオガマ、トカチフウロ、カラマツソウ、シナノキンバイなどの高山植物が、
あちこちに見られるようになった。

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滝が続きます。
37度を記録したという大阪に、そのまま送ってあげたい気分でした。

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2時半、八ノ沢カールに到着
最初に確かめたのは、熊がいないかどうか・・・・このとき熊はいなかった。

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ここは、今から46年前に福岡大のワンゲル部3人が熊に襲われて遭難死したことで有名な場所。
このことを記念する遭難碑があった。
生きていれば私とほぼ同年代の人たち・・・
冥福を祈るとともに、同じ運命にならないことを祈った。

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テントを張って、食料以外の荷物をテントに入れ、カムエク山を往復します。
遠くに日高の山々・・・手前から、札内岳、ピパイロ岳、芽室岳などが見えているのだろうか。

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霧の中、ピラミッド峰とカムエク山との鞍部からは、馬の背状の尾根を進みます。
右は八の沢のカールへの断崖、左はコイボクカールに向けて落ち込んだハイマツ帯
どちらに滑落しても、命の保証はない。

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霧の中に現れるピークに何回も騙されたあと、お花畑の斜面の向こうに、頂上らしい形が見えてきた。

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5時、カールから約2時間でカムイエクウチカウシ山に登頂
原始的な日高の山にふさわしく、三角点だけで、標識もなにもありません。

もう一度登りたい・・・9年ぶりの念願達成です。
記念写真をパチリ

ガスに遮られて、残念ながら、東隣のピラミッド峰、はるか北西の幌尻岳などは、見えません。

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1時間半で八ノ沢カールに降りてきた。
テントが見えるあたりから最初に確認したのは熊・・・
すると、テントから約200mのところに、2m以上はある大きな雄熊?が一匹、草を食べていた。

熊を見つけたときは、あわてて逃げたり、威嚇などしないで、知らぬふりがいいとされている。
熊がいても、これから暗い中、八ノ沢出合まで下る方がよほど危ない。
僕たちは、熊に襲われないことを祈りながら、熊は光や音をいやがるというので、
LEDランタン、ラジオを夜通しかけっぱなしにして、床に入った。

このとき、ふとスマホをONにしてみると、3Gが1本たった。
それで、大阪の友人に向けて、最後になるかもしれない(笑)メッセージを送った。

夜中に、テントが飛ばされるのではないかと思えるほど激しい雨と風がテントを襲った。
これでは、熊も襲ってくるまい・・・そんなことを思いながら、30分後には夢の中

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翌日は、雨もやみ、熊も見えず・・・
食事ののち、テントを撤収、6時半に下山。

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再び滝沿いの岩場を下り、沢の遡行と徒渉を繰り返しながら、午後2時に七ノ沢出合に到着。

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立派な日高横断道路を歩いて、午後4時、ゲートの札内ヒュッテに到着。

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更別村の「福祉の里総合センター」の温泉で汗を流したのちに、帯広・広尾自動車道に乗って、
小樽をめざした。約1日、フェリーの中でゆったりと過ごしたのち、26日の夜、舞鶴港に到着。
僕たちの長いようで短かった北海道・山の旅が終わりました。
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2014.08.10 / Top↑
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