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新幹線で東京を往復するときの楽しみは富士山が見えること。
富士山が見えるといつも感動するし、いいことがある気さえする。
富士山は、誰もが認める日本を象徴する美しい山だ。
だから富士山には一生登らないだろう・・と長く思ってきた。

私は元気に山に登っているが、実はこの4年間に3回も手術をした。
いつまた“まな板”に乗せられるかもしれない。
元気なうちに「日本百名山」をしっかり登っておこうと昨年の夏に決めた。
このときから富士山は、私にとって“見る山”&“登る山”に変わった。

東北の山、上信越の山を終えたら、次は富士山と決めていた。
しかし、仕事に忙殺され、台風も次から次にやってきた。
仕事が一息ついたところに、台風一過の好天が2日続くと「てんくら」・・
このときとばかりに、急いで計画を立てて実行しました。

9月8日(木)17時頃、大阪千里を出発。
名神、新名神、伊勢湾岸、新東名を走り、水ヶ塚の駐車場に23時頃到着、そのまま車中泊。

■五合目登山口~浅間大社奥宮
富士宮登山口は快晴。頂上までハッキリ見える。朝6時発のシャトルバスに乗り、富士登山の注意事項などに関するビデオを見ながら五合目登山口へ。

登山届けはどこかと探して、登山センターのようなところでボックスを発見。用紙がないので尋ねたら、机の中から出してくださった。えっ、もしかして富士山では登山届けを出さないの?と思ったりもした。

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登山開始。七合目付近までは軽石状の砕石がまかれたような道。七合目あたりを過ぎると傾斜もやや急になり岩が出てくる。新七合目、元祖七合目、八合目、九合目、九合五勺などの小屋が出てくる。

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九合目から上は傾斜がきつくなり、何回も休みながら、浅間大社奥宮(富士宮口分岐)に到着。その間、天気はいいものの、雲海はいっこうに晴れない。しばらく休憩したのちに剣ヶ峰をめざした。

■御鉢巡り
奥宮を抜けると、写真でよく見る富士山測候所のある剣ヶ峰が見えてくる。・・がどう見ても人工物がある頂上は美しいと思えない。

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と思いながらいつの間にか剣ヶ峰へ。自撮りで記念撮影。隣にいた男性が「いつもは写真撮影で長い行列ができるんですよ」と説明してくれた。

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時計回りに御鉢巡り。1/4周したあたりからかすかに見えた稜線は、南アルプスあたりか。

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小さなアップダウンを繰り返し、小屋や神社のある吉田口・須走口からの登山道との分岐へ。そのままぐるりとまわり、奥宮のある富士宮口分岐へ戻ってきた。

■浅間大社奥宮~五合目登山口
しばらく休憩したのちに下山開始。途中から、体格のいい外国人が目立ってきた。「どこから来た?学生さん?」と尋ねると、富士の裾野あたりに滞在しているアメリカ兵で、一人はプエルトリコ人だと言っていた。レクリエーションなのか。登山口で売っていた杖に星条旗をつけ、半パン・Tシャツ・ヅック姿でバンバン登るから、まるで富士山を占領されているような印象・・笑

富士山のマイカー規制期間(≒夏山シーズン)は9月11日まで。山小屋の多くはこの日まで営業とのこと。布団を干したり、板塀をペンキで塗ったり、荷物を運び出したり、営業終了モードだった。

五合目登山口が近づくと霧が立ちこめてきた。結局、この日は雲の下の景色を見ることはできなかった。4時発のシャトルバスに乗り込み、水ヶ塚駐車場へ。

YAMAPのコースタイムは12時間。みなさんの記録を参照し、当初8時間程度(登り4+御鉢巡り1+下り3)と予想していたが、大きく超えてしまった。
最初、宝永山を経由して下ることも考えていた(タイムはプラス30分?)が、意外に時間がかかったのでまっすぐ下りた。今の私の脚力はこんなもんでしょう。涙

■大阪へ
レストハウスで土産をゲット。本当はどこかで汗を流したかったけど、そのまま5時半頃に水ヶ塚駐車場を出発、高速道路へ。新東名の浜松SA、新名神の土山SAで休憩しながら、深夜料金帯に入った0時過ぎに大阪千里に帰りました。
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2016.10.16 / Top↑
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